FGF-111C 水溶性鉄鋼用除錆剤 無燐タイプ
FGF-111C は、無燐タイプの酸性の鉄鋼用除錆剤です。
各種鉄鋼部品に発生した錆およびTEM処理後の鉄鋼部品に生じた錆の除去に適しています。
特徴
① TEM処理によって生じた鉄鋼部品表面の錆の除去に最適です。
② 各種鉄鋼部品に生じた錆の除去に優れています。
③ リンを含んでいないので厳しいリン規制をクリヤーできます。
使用条件
濃 度: 15~25% (標準 20%)
温 度: 30~60℃ (標準 40~50℃)
時 間: 1~ 5分 (標準 2~3分)
方 法: 浸漬、揺動、超音波など特に細い止まり穴などの洗浄には、揺動および超音波が効果的です。
後 処 理
FGF-111C で除錆した後は、鉄鋼部品表面が活性化されており、非常に錆び易い状況になっています。
この後直ちに、水洗、中和(FGF-131G)および防錆(FGF-132G)処理を行なって下さい。
濃度測定方法
検液10ml をホールピペットで正確にコニカルビーカに採り、純水を加えて、約50ml に薄めます。
メチルオレンジ指示薬を2~3滴加え、1N-NaOH(水酸化ナトリウム)標準溶液で、液の色が赤橙色から黄色に変化するまで滴定します。
FGF-111C 濃度(%)= 2.0×1N-NaOH 標準溶液の消費 ml 数
設 備
洗浄槽はステンレス製、FRP又はPP/PE樹脂製をご使用下さい。
保管方法
必ず専用容器で、直射日光を避け、風通しの良い所に保管して下さい。
包装
20kg 入りポリ缶
取り扱い上の注意
目に入った場合・・・
直ちにきれいな流水で15分以上洗眼し、眼科医の手当を受けて下さい。
すぐに痛みがなく視力に影響がなくても障害が遅れて現れることがありますので必ず医師の診断を受けて
下さい。
皮膚に付着した場合 ・・・
水と石鹸で十分に洗い流して下さい。
症状がでた場合など、必要に応じて医師の診断を受けて下さい。
吸入した場合・・・
新鮮な空気の場所に移動させ安静にし、必要に応じて医師の診断を受けて下さい。
飲み込んだ場合 ・・・
直ちに水で口の中を良く洗い、コップ1~2杯の水又は卵白を混ぜた牛乳を飲ませて下さい。
無理に吐かせないで下さい。
速やかに医師の診断を受けて下さい。
意識がない場合は、口から何も与えてないで下さい。
当製品をご使用になる前に、必ず安全性データシート(MSDS)をよく読み、製品の性質を理解して、
安全にご使用下さい。